住宅コラム

 
 

東部二村洞のアパートなぜ高い?
 

 お金(水)が流れる所。龍が宝を得ようと争う戦場。そんなソウル市竜山(ヨンサン)区にある東部二村洞のアパート地域は、まさしく風水で言う『吉祥の地』です。東部二村洞に住む人々は、振興住宅地として人気のある江南(カンナム)を羨ましいと感じていません。
 人気の地域のため、さすがに東部二村洞は家賃が高い!!!そんなに新築が多いわけではないのに家賃が平均して高いのはなぜか?その秘密と簡単な歴史を紹介致します。

  あらゆる交通の要地でありながらヨンサン家族公園、国立中央博物館、漢江(ハンガン)公園などの憩いの場も多く、住環境としても抜群です。さらに、東部二村洞の異国情緒あふれる町並みも魅力のひとつです。
 梨泰院(イテウォン)はアメリカ人を中心として発達した外国人通りといえますが、東部二村洞には日本人を中心として発達した『日本人通り』があり、江村(カンチョン)アパート、漢江マンションの街並を中心とした『日本人通り』は、3000人余りの在韓日本人の集う場所となっています。この地域に住んでいる地域長の話によると、『日本人通り』は1965年に韓・日国交正常化後作られ、漢江(ハンガン)周辺の快適な環境と交通の便のよさから日本人が多く流入し、その後も日本人特有の集団を好む習性が加わって住民が増えていったようです。また、韓国の芸能人、政治家の人たちもこの地域に多く住んでおり、地域全体のレベルが高いといわれております。
 1990年代になり、日本人外交官や日系商社の駐在員が続々と住むようになり、今では日本語の看板をつけた寿司屋やうどん屋が繁盛し、日本語が通じる店が多く、気軽に日本人が住める地域として発展しました。また、やや値段は高いのですが日本人好みの味を出す店が出てきて行列のできる店も存在します。ソウル市都心部にも快適な住居地ができましたが、まだ多くの日本人がこの地域に住み続けています。
 東部二村洞の人気はまだまだ根強く続いていくでしょう。

荒井 淳(アパマンショップコリア)